暗い場面が多いのはあらかじめわかっているのだから、本当の黒で見るべきなので、ドルビーアトモス上映の丸の内ピカデリー@ドルビーシネマで「
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」見ました。
村瀬さん、優しいなぁ。
みんなハサに優しすぎるよ!と、素直に思いながら、なんか聞いたことある曲が流れてるけど、誰だっけ?と、微妙に目のピントが合わずにエンドロール眺めていたら、待って?
なんでガンズ???つか、オープニングはSZA!?!?!?
https://ja.wikipedia.org/wiki/機動戦士ガンダム_閃光のハサウェイ#主題歌
本編はじまる前にドルビーシネマじゃなくてドルビーアトモスだけだよ!と、釘を刺されたのです。
エンドロールもIMAXとドルビーアトモスだけがクレジットされており。なるほど。たしかに暗部のコントラストがドルビーシネマにしては弱いので、正直戦闘シーンがよくわからない。
パンフ見てようやく出てきたのがペーネロペーじゃなくアリュゼウス(!?)であり、量産型νガンダムだとわかりました。
つまり、カラーパレットがドルビーシネマにチューニングされてないわけですね。はじめてドルビーシネマ対応と非対応の違いを理解した。なるほど。
こうなるとIMAX版も見てしまった方が良いのかもしれないが、しかし時間が・・・
とはいえ、海面とか背景が時々実写に見える瞬間があって、サンライズとは思えない作画のクオリティに仰け反りました。
これはドルビーシネマセッティングで見た甲斐があったかも。
で、本題。
原作読んだ高校生だったかぐらいの時、一番ギギにイイ女を感じて惚れてしまったシーンは入浴中だったので、どうするのかと思ったらプールに置き換えていた。
けど入浴シーン自体はある。
じゃあ、あのシーンも入浴でいいんじゃないか?という気はする。
ただ、あのプールの置き換えは正解だったと見える。
あのシーンは酷くセクシャルであると同時に
富野由悠季の歪んだ女性観の吐露なので、説明なしに占い台詞を言わせるとか、どうかしてもいるのだけど、
現代的にチューニングされてるなぁと。
あと、あの水着可愛い(馬鹿)
もともとチラッと聞いていた改変は、このシーンを象徴的に全般良いチューニングだったんじゃないかと思う。
もちろん、上述の通り、ハサウェイへの優しさからハサウェイをいい男に描きすぎている感も無くはないが、自白とはいえみっともなさも描いてはいるので、まぁいいか?
パンフでギギ役の上田麗奈はケリアを追いかけるハサウェイのみっともなさを語っているのだけど、アレは非モテ男子から言わせると、元カノ追っかけないのはモテ夫の行動であって、
非モテ的にはハサウェイのように極めてみっともなく走るのが正しいのです。お前は俺だ(馬鹿)
とはいえ、それも含めてひとり芝居で自白なのだ。
レーンは本質的にハサウェイの鏡像なので、レーンと向き合い量産型νガンダムにトドメを刺されてアムロとクェスの幻想に揺らめくのは正しいし、富野御大は優しくないからやらない演出なので今の映画としても適切に見える。アムロの台詞は極めて真っ当で、だからこそアムロへ叫ぶハサウェイは手厳しくもあるのだけど、本当のシャアであれば「
坊やだからさ 」とも言うだろう。
この辺新規で作画しているのと「逆シャア」の映像を使っているのが混在していたように見えるけど、あのバランスは老人ホイホイでもある。
いずれにしたって、ケリアが言うほどクェスの残像を追い払うのは簡単ではない。なにせ、初恋(!?)の女の子を自分の手で殺したんだぜ(それは小説版)
しかして、高校生だったかの時ではなく、令和の40過ぎで見ているオジサンとしては、なんだか「ウイキッド」見てるのと同じような感慨に襲われる。
このあとハサウェイがどうなるかはわかっている。
ブライトが地球に呼ばれたミライさんとのシークエンスは、映像で見せられた方が辛い。
最後に、ブライトがどんな立ち位置に置かされるかと思うと、ミライさんとのやりとりは本当に辛い。
そしてギギは、まだその未来見通せてはいないのだ。
つまり、ギギはやっぱりニュータイプではない。
なんだかんだでギギは、ただ素直な娘なのである。
バウンデンウッデン伯爵の愛人として、バウンデンウッデン伯爵が香港に来ても大丈夫なよう部屋をリフォームしきってから去るのが、愛や敬意でなければなんなのか?(そんな娘がオフショルでサンドウィッチ持ってエアーズロックへ行くのは、周りを侮らせる芝居でもある)
そんな娘は、でも、自分で「ファザコン」と言っているわけで、この言動はある種、ケネスのためなのでもある。
ケネスを生かすためにはハサウェイを殺すしかないとも言える。
でも、ハサのことは好きなんだよ。
愛と生き方は、必ずしも同じ方向とは限らない。辛い。
でもって、村瀬監督が言っているとおり、そんな女の子が富野御大は大好きだから仕方なく、富野御大のせいで女の子の趣味をワタクシは歪ませてしまったわけです。
あ〜あ、なんで俺の周りにギギみたいな女の子がいないんだろう。振り回されたい。振り回されたい(馬鹿)
なお、入場者特典はハサウェイの耳元で囁くギギだったので、超嬉しい(大馬鹿)
それと、ジュリアの日焼け跡のエロさは異常(待て)
なおなお、前回も書いた気がするけど、やっぱりケネスとギギの声は微妙に感覚と合わないのです。
ただ、メイスとギギのやり取りは、上田麗奈いい芝居したなぁと。
メイス役の種崎敦美の代表作が、勇者ダイとフリーレンって思うと役者って凄いよね(待て待て)
さて、エンドロールの話に戻ろう。
まず最初に驚いたのは絵コンテに村瀬監督とナベシンだけじゃなく、沖浦さんともう一人誰かがクレジットされていたことである。
沖浦さんもコンテ切ってたの!?!?!?
こういうの一回見ただけだと確認しきれないので、邦画はすべからくパンフにエンドロールをすべて掲載いただきたい。ホント、頼みますよ。通常版じゃなくて特別版なら全部書いてたりするの?(これを書いたあと、
オフィシャルにリリースが出た)
でもって、上述の通り、SZAとガンズなのである。
<font size="5">バンナムにそんな予算あったのか!!!</font>
結果的に、この映画一番の興味関心は、どういう財布でSZAとガンズを使えることになったのか?になってしまったのだけど、ガンズは村瀬さんたち世代的にもストライクとして、SZAはやっぱりギギの象徴みたいな扱い?これはつまりアメリカでも配給するってことかしら?(これを書いたあと、
オフィシャルにリリースが出た)
なお、挿入歌は「ENDROLL」のがすこし好き。
にしてもみんな「
マフティーが観光地にいるわけないだろうっ! 」大好きだなw