第598回 感情的な話

空虹桜日本人ってもっと感情的でいいと思うんだよね。
U・B  >もうそれで言いたいこと終わりじゃないですか?今回。
空虹桜>大丈夫もうちょっとある。なんかさ、感情的って言うと「怒」の感情ばかりがメインインフューチャされる感じがするんだけど、感情って
       喜怒哀楽だけじゃなくいろんなのがあるハズで、大人しいこともそうなんだけど、なんかわかりやすい言葉で括ること
       で、微妙な感情が失われてるんじゃないかなぁって思うんだよね。
U・B  >たとえば?
空虹桜カワイイがなんでもかんでも包含してることは、前にもちょくちょく言ってた気がするけど、他にもたとえば気持
       ち悪いとかも、そうなじゃないかと思うんだよね。
U・B  >気持ち悪いの中にも温度差があるとか?
空虹桜>温度差というか領域が微妙に違うんだと思うんだよね。被さっていることはいるんだけど、でも端っこ掠ってるだけなら、やっぱりもっ
       と相応しい言葉を探すべきかなぁっていう。
U・B  >でも、似たような言葉があれば合理化したらいいんじゃない?
空虹桜>べつに言葉だけの話ならそれでもいいんだよ。結局、綺麗な言葉遣いなんて言い回しは懐古趣味が大
       きくて、なにをもって綺麗かが凄いアバウトなのね。もちろん、そのアバウトさが日本っぽいって言い回しもあるんだけど、日本っ
       ぽいってのもひっくるめて、簡単な言葉に流されてるだけなんだよ。そのせいで繊細な感情までおお
       ざっぱになるのは勿体ないと思うんだよね。
U・B  >ステレオタイプ化されて、単調になってると。
空虹桜>書きたいことや伝えたいことなんて書かないし、そもそもそんなもん無かったりするわけじゃん。作り手ですらそんなな
       のに、素人が無理して言葉にしようとする必要ないんだよね。
U・B  >凄い切り捨て。とりあえずこのところ、美人と好みは分けるようにしてます
空虹桜>なんの話ですか?
U・B  >自分の主義主張を自分の責に負っているっていう。
空虹桜>なにをたいしたことないのに偉そうに。
U・B  >んじゃ、あと似て非なるカモしんないんですけど、それ、本気で面白いと思ってんならヤヴァいんじゃ
       ね?ってヤツ、最近多くないッスか?もしかしたら、俺がいの一番やも
       しれんけど
空虹桜>うん。アンタだ。って、実は今までのところは前振りで、ホントに言いたかったのは、アンタのに乗っかるんじゃないけど、ツマ
       んないモノをツマんないって言えない世の中はツマんないって思うんだよね。
U・B  >えっと・・・行き着く先はそれですか?
空虹桜>いろいろあって、アタシはわりと厳格に生産者としての自分と消費者としての自分を切り分けてる
       だけど、生産者としてのアタシが作ったものが不甲斐なくたって、消費者としてのアタシは人の作ったモノに
       ケチを付ける権利があるんだよ。
U・B  >また、予想外に豪快な展開でらっしゃる。
空虹桜>で、アタシは消費者としてケチを付けるってことは、生産者としてのアタシはケチを付けられる権利があ
       わけだよ。
U・B  >さらにもう一段跳びはねましたか。
空虹桜>あのね、ホント、きちんとケチを付けたいし、きちんとケチを付けられたいのね。陰口ばっかじゃん。なんだか世の中。竹光ばっかり
       振り回しても仕方なくって、ちゃんと真剣振り回さないと怪我できないんだよ。で、怪我した
       ことない人はツマんないんだよね。(※1


※1 空虹桜26行。U・B13行で、の負け。今回は空虹さんがしゃべくり倒したいのを見守るだけの簡単なお仕事でした。


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